冬はトラッキングの季節。コンセント火災に要注意!

日常のこと

「冬はトラッキングに注意してください」

「コンセントをこまめに掃除しましょう!」

 

冬になると一度は聞こえてきそうなフレーズです。

おつかれさまです。Nashです。

 

でも、コンセントにホコリが溜まると絶対に火災がおこる!…というわけではないです。

いや、実際には起こりやすくなるのは間違いではないんですけどね。

 

コンセントや電源プラグは絶縁性の高い熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)で出来ています。

  1. 配線器具は目には見えなくても、使い続けると微小放電がコンセント表面に繰り返されます。
  2. そうすると、極性間(コンセントの穴の間orプラグの刃の間)の絶縁性(電気を通さない壁)が低下していく。
  3. やがて、炭化してしまい電気の通り道ができてしまう。
  4. その炭化箇所が熱に帯びやすい。ホコリが溜まり、水分が含まれると発煙発火に繋がる。

というメカニズムとなっています。

冬に発生しやすい理由

冬は絶対湿度が低く、空間の水分が少なって乾燥し、発火しやすいという要因があります。

もちろんそういった環境要因もあるのですが、もうひとつ大きな要因があります。

それは、使用する電化製品の消費電力が大きくなるということが上げられます。

 

流れる電流が大きくなると、そのぶんコンセントとプラグは熱くなります。

ここで接続される電化製品の消費電力を考えてみます。

 

冬の必需品!電気ヒーターです。

 

電気ヒーターの消費電力1200Wです。

一般家庭ではコンセントに100V供給されています。

そうすると流れる電流は1200W÷100Vなので12Aにもなります。

これ…結構すごく大きな電流なんです。

 

コンセントの表面には[15A-125V]って記されています。

Panasonic コンセント

これは「定格」といって製品として保証されている電気の値です。

12Aも流れたらコンセントの表面は結構熱くなってしまいます。

 

 

夏の風物詩 扇風機はどうでしょう?

扇風機の消費電力は40W程度です。

40W÷100Vなので0.4Aです。

電気ヒーターは扇風機の30倍の消費電力が必要ということになります。

そう考えると冬のコンセントは熱を持ってしまう状況に陥りやすいということがわかります。

(単純に30倍熱くなるわけではありません。)

 

 

トラッキングを起こさないために

よくトラッキングが起きる例として冷蔵庫の裏があがります。

冷蔵庫の消費電力を見てみます。

電動機(冷やす装置)は76W → 0.76A 流れます。大した電流値ではないです。

電熱装置(霜取り装置)は120W → 1.2A 流れます。こちらも大きな電流とは言えません。

 

つまり、冷蔵庫自体は意外にも大きな電流が掛かっていないんですね。

こうなるとコンセントが発煙発火しやすいのはホコリが溜まっているということが言えます。。

 

なので対策としては…

  • こまめなホコリ取り。
  • トラッキング対策キャップの装着。

コレ以上のことはありません。

最低でも1年に一回はコンセントとプラグのホコリチェックをしてみて欲しいですね。

Nashでした。ではまた!