【印刷業界】新卒で入社したのに1年で辞めたワケ

日常のこと

「新卒」これは日本の就職活動で大きな力を発揮するチケット。
若いということがどれだけ採用側の立場から魅力的に感じるか…
若い人は分からないかもしれませんね。(私もまだ30歳ですけど!)

自分の経験談を踏まえ、せっかく新卒で入れた会社を辞めた経緯を記したいと思います。
もしかしたら、同じ業界に入る人の役に立てるかもしれませんしね。

就活当時の状況

2010年4月。私はとある印刷会社に就職しました。
私が就職活動をしていたときは就職氷河期でした。
リーマンショックというアメリカ投資銀行が経営破綻したことで、世界的な金融危機となりました。
その影響で企業は人材確保に消極的になり、学生たちは少ない枠を奪い合う状態となりました。
当時、私は30社以上受けていたと思います。

大学ではプロダクトデザインを専攻していました。
そのため、デザインを仕事にしたいという夢はありました。
しかし、世間の状況を見るとデザイン職は間口はかなり少なかったです。
企業側としても、デザイン職なんて採用しなくてもやっていけますからね。

その状況を加味し、私は考え方をデザインに固執せず、柔軟にすることにしました。
「ものづくりに携わって社会貢献をしたい」という考えにシフトしました。
自分が産み出した(関わった)製品が多くの人に使われ、喜ばれる。
デザインを勉教したいと思ったキッカケでもありました。
想像しただけでワクワクしました。
その考えから、「営業職」でも叶えられるのでは?と思いました。

どんな印刷会社だったか

包装資材メーカーでした。
クリアファイル、食品パッケージ、フィルム原反なんかを取り扱っていました。
取り扱う商材は魅力的でした。
市場に出回った時に関わった商品が店頭に並ぶのは嬉しいですしね!
会社は印刷工場が事務所が隣接していました。
社員は200名程度だったと思います。
表面上は週休2日でしたが、実際は土日に会議および仕事をしていましたね。

ほったらかし…社内ニートからのスタート

会社に就職し、まず立ちはだかった壁。
それは新入社員の放ったらかしです。
コレは予想外の状況でした。
てっきりOJT(先輩と一緒に実際の仕事をする)だと思っていました。
ヤル気に満ち溢れていた自分は毎日消化不良状態。
仕方ないので、先輩の方々に「手伝えることはないか?」と聞いて回る日々でした。
社内ニート状態で半年程度立った後、外勤の同行ができるようになりました。

どんな業務内容か?

印刷物は、作業工程がとても多いです。
版下というデザインの下地があります。
受け取ったら一字一句誤りがないか確認します。
図形やキャラクターに問題がないかも確認します。
ものすごく神経を使います。この版下が少しでも違ったら実物も不良となってしまいますからね。

実際に印刷工場に出向き、印刷物(商品)を作ります。
これがメチャメチャ時間がかかります。

色校正が大変です。
お客様の要望通りの色味を出さなければいけません。
実際にモニターに表示されるものと現品の色味が微妙に違います。
スマホで撮った写真を印刷するとイメージと違うことありませんか?
そんな感じです。お客様の持つイメージと実物の色を合わせなければなりません。
何度も何度も何度も…やり直します。
イチに工場に入って、後にするのが夜中23時ということもあります。
それもお客様が納得したわけではなく、妥協で終わることもあります。
かなりハードです。
ずーっとお客様と一緒にいなければならない状況もストレスでした。
印刷工場は工業地帯にあることも多いので周りに施設がないんですね…
印刷立ち合いの度に神経を使い果たしクタクタになっていました。


辞めたキッカケ

間違いの許されない作業とお客様との長時間の同行は、私の神経をトコトンすり減らしました。
仕事に神経をすり減らす中、営業職に対して信じられないことが起きました。
「外勤が終わり次第、工場での業務をすること」という命令が下ったのです。
会社は事務所と工場が隣接しています。
工場には数多くの印刷機が入っており、そこで印刷物を製造することもできます。
(社内の印刷機で作れないものは他社に訪問し製造する。)
そこでの作業をしなければならない状況となりました。
中小企業だったので、他部署の仕事を助けることは珍しいことではないです。
ただし、営業の仕事をして定時を過ぎた後、印刷工場での業務をするということはキツイです。
実際、キツかったです。

工場ヘルプの後、少しだけ寝てまた会社に行く…
結果的に肉体よりも精神が参ってしまいました。

最後に

労働環境は劣悪だったのでブラック企業だったと思います。
というか業界自体がブラックなのかなと思います。
GW明けに辞めることを決めました。

新卒の会社を1年でやめて、次の会社は2年で辞めて、今の会社が5年目です。
無理して働くのが美徳とされがちな日本社会です。
ほどほどに好きなことを仕事にできたら幸せだろうなと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。
みなさんの未来が明るく照らされますように☆